訂正印の印鑑

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可愛くて、ちょっとお茶目なのが訂正印。活用の場は広いですよ!

この世の中に「訂正印」という名の印鑑が存在することを知ったのは、そもそもごく最近のことでした。しかも訂正専門のハンコというものがあるなんて…。それを知った時わたしは正直言って驚き、なんで知らなかったんだろうと少~し無知を反省もしました。

もちろん申請関係の書類や契約書類に、間違えて書いたときには、二重の線でその部分を消して、そこに自分のハンコを押せばいい、というくらいの社会一般常識は、銀行の通帳を作るときや、自動車免許の書き換え申請などで、すでに経験済みだったので知ってました。でも訂正専門のハンコ=訂正印については、それがどんな状況で必要になってくるのか、また正式にどう押すのかなどはまったくイメージできませんでした。

訂正専門のハンコ=訂正印に初めて出会ったのは、勤務先の会社の経理担当者が持ってきた、社内用のちょっとした書類に付いてあった小さなハンコに、思わず「ちっちゃいのにしっかりしてて、なんて可愛い~んだろう !」と思ったのが、そもそもの始まりでした。

で、その当時のわたしは訂正印の何たるかを全然知らなかったので、経理課の仲間にちょっとだけ聞いてみました。すると訂正印は「簿記印」とも言って、会社なんかの伝票とか帳簿などに記入した、文字や数字なんかの間違いを直す(訂正する)時に使うものなんだそうです。そしてその直したところに、間違って書いたその文字や数字が何と書いてあったかが、ハッキリと分るように(判読できるように)二本線を引かないといけなくて、そこにその文字や数字を直した人(訂正した人)の名前の入ったハンコを押して、そのすぐ上に(横書きならばね)正しい文字とか数字とかを書くんだそうです。
そんなこと今までなぁ~んにも知らなかった…。

会社だって、いくらわたしが経理担当配属でなくても、そのくらい新人研修の時に教えてくれたっていいじゃない! と今更ながらちょっとあの会社にムッときました。でも30歳になっても、新しいちゃんとした知識をゲットできたのは嬉しいことです。わたし今までテキトーにやってきてたんですね、ヤバッ。

で、そのわたしが訂正印を初めて作ったのは、3年前に前の会社を辞めて独立し、念願のインテリアコーディネーター事務所を開いたときのことでした。それまでは広告代理店のトラッフィック業務を勤めていて、要するに広告関連業務の営業や制作などの助っ人をする単なる便利屋さん、悪く言えば使いっ走りなのでした。でもそんな立場にイラだって、今に見てろよってずっと思ってて、夜とか休みの日にインテリアコーディネーターやカラーコーディネーターの勉強を通信教育で学んで3年。
ようやっと2つとも資格を無事取りました。そして、あるハウスメーカーのモデルハウス展示場スタッフ (案内人のことです)をしていた友達と一緒に、インテリアコーディネーター事務所を始めたのです。

始めはもちろん順調とはほど遠いものでしたが、小さなカーテン販売の会社に委託され、雇われコーディネーターをしていたのがきっかけで、そのうちにだんだん軌道に乗り、大手の広告代理店からも依頼がぼつぼつ舞い込むようになったのです。

そしてそこで必要になってきたのがお話の印鑑、訂正印でした。なにせ慣れない見積り書や請求書、領収書などを忙しい仕事の合間に多数発送しなければならず、あわてて書くもので誤字・脱字はおろか、はては重大な金額の記入ミスまでミスの連発でした。そしてそこである日、事務所の経理を見てもらっている会計士さんにやんわりと、しかし厳しくクギをさされました。

そのひと言はこうでした「しっかし、あんたら間違い多いなぁ ! なんとかならないの?」と。そこで彼に教えられて作ったのがここでお話の訂正印なのでした。この訂正印の可愛いこと !わたし大好きです。でもこれをあんまり押すようではいけないんですけどね。つい可愛くて押したくなっちゃうんですよ(笑)。ふつうの認印だとドッカンと訂正者(つまり誤記した張本人である)自分の名前が前面に出てて、とても嫌なんですが、それが小さな訂正印だと、全然気にならず、むしろ「オッチャメ~」という感じに仕上がるんです。

今ではパソコンのワープロソフトで作った文書を送る時、封をする直前に小さなミスなんかを発見しても、わたしは打ち直したりせずにこの訂正印を押しています。でも案外評判いいんですよ。あなたも試してみてご覧なさい!

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